タレントの明石家さんまが、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品と元雨上がり決死隊の宮迫博之のバトルに苦言を呈しました。粗品が宮迫を呼び捨てにして批判したことに対し、さんまは「先輩後輩の縦社会を無視している」と指摘しています。
粗品と宮迫の確執の経緯
- 2024年4月、粗品が宮迫を呼び捨てで批判し「先輩ちゃう!あんなもん」と発言
- 宮迫も応戦し、お互いにYouTubeで舌戦を繰り広げる
- しかし5月3日、宮迫が「もういいです。僕はもう負けでいいです」と粗品に白旗
さんまは当初、2人がYouTube再生回数を伸ばすための"プロレス"だと思っていたそうです。しかし、粗品の発言を聞いて「我々世代の芸能界では考えられない」と憤りを隠せませんでした。
先輩後輩の縦社会を無視した粗品の発言
お笑い芸人の世界には、先輩後輩の縦の関係があります。後輩が先輩を呼び捨てにしたり、批判したりすることは許されません。さんまは「先輩に対してああいうことを言うのは、本当は間違い」と粗品を非難しました。
粗品は吉本興業に所属していませんが、さんまは「吉本じゃないって言ったって、お笑い芸人は先輩後輩やから」と一蹴しました。お笑い界の掟を軽んじる粗品の態度に、さんまは憤りを隠せなかったのです。
粗品の"やり口"を指摘するさんま
さんまは粗品の一連の行動を「粗品の戦法」だと分析しています。YouTubeの再生回数を伸ばすために、わざと騒ぎを起こしているのではないかと疑っています。
「そういうのが(再生回数)伸びんねんやろ?」とさんまは指摘します。確かに、YouTuberとしては視聴者の関心を引く必要があります。しかし、さんまは「先輩後輩の縦社会を無視している」点を重く見ているようです。
さんまが仲裁に入る構え
さんまは、粗品に会ったら「どういう意図か」聞いてみると言っています。そして「俺が言うなら言うで、言ってあげようと思ってる」と、仲裁に入る構えを見せました。
さんまは「粗品も、どっちも仲間なんで」と続けています。お笑い界の同業者として、粗品の行動を正したいという思いがあるようです。先輩後輩の縦社会を重んじるさんまの世代と、YouTuberとしての戦略を重視する若手との間で、軋轢が生じているようです。
まとめ
さんまは、粗品が宮迫を呼び捨てで批判したことに強く反発しました。お笑い界の先輩後輩の縦社会を無視した粗品の態度を、さんまは許せなかったのです。YouTubeの再生回数を伸ばすための"やり口"とも指摘しましたが、さんまは粗品に対して仲裁に入る構えを見せています。世代間の価値観のギャップが浮き彫りになった一件でした。